予防接種
予防接種の種類
日本の予防接種は、大きく分けて2つの種類があります。
定期接種
予防接種法に基づき定められたワクチンを定期接種と言います。
基本的にはお子さんを対象としたものが大半ですが、中には条件を満たした成人の方が対象として公費で接種を受けられるものもあります。
任意接種
任意接種のワクチンは、法律に定められていないもので、費用は原則個人での負担となります。
一部の地方自治体では費用の一部負担を行うなど、独自の取り組みを行っていることもあります。
当院で接種を受けられるワクチン
インフルエンザ
インフルエンザの感染および感染拡大、感染時の重症化を防ぐためのワクチンです。
基本的には個人負担となりますが、60代以上で呼吸器疾患や免疫疾患がある方や65歳以上の方は定期接種の対象となります。
子宮頸がん
子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス感染を防ぐための予防接種です。
種類や接種時の年齢により、2回もしくは3回の接種が必要となり、12〜16歳の女性は公費で受けることができます。
肺炎球菌
高齢者肺炎球菌ワクチンは、その年に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳となる方が対象です。
そのほか、基礎疾患の有無などによっても定期接種が適用されることがありますのでご相談ください。
帯状疱疹
帯状疱疹のワクチンは50歳以上の方が対象です。
50歳以上になると、帯状疱疹の発症率が高くなる傾向がありますので、まだ受けられたことがない方は選択肢としてご検討ください。
新型コロナウイルス感染症
当院は、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種にも随時対応してまいります。
接種を希望される方はぜひお気軽にご相談ください。
MR(麻しん・風疹混合)
はしか(麻しん)および風疹(風しん)の予防に用いられるワクチンが存在します。
このワクチン接種により、はしかや風疹に対する抗体が生成され、感染を防ぐ効果が期待されます。
麻しん
麻しん(はしか)および風しんを予防するためのワクチンです。このワクチンを接種することで、麻しんや風しんに対する抗体が生成され、感染リスクが低下します。
風疹
このワクチンを接種することで、麻しんや風しんに対する免疫が上がり、これらの疾患に罹患する可能性が低くなります。
日本脳炎
日本脳炎ウイルスに対する免疫を上げるためのワクチンです。
通常、3歳の時に2回、4歳の時に1回の接種(基礎免疫)を受けた後、9歳の時に1回の追加免疫接種を行います。
二種混合(破傷風・ジフテリアの混合)
ジフテリアと破傷風の発症を予防することが目的です。
四種混合(DPT-IPV)ワクチンまたは三種混合(DPT)ワクチンの第1期予防接種を受けた人には、第2期の予防接種として1回接種が行われます。
四種混合(破傷風・百日咳・ジフテリア・ポリオの混合)
ジフテリア、百日せき、破傷風及びポリオ(急性灰白髄炎)を予防するワクチンです。
このワクチンを接種することで、ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオに対する抗体が生成され、これらの疾患に罹患するリスクが低下します。
五種混合(破傷風・百日咳・ジフテリア・ポリオ・Hib(ヒブ)の混合)
ジフテリア、百日せき、破傷風及びポリオ(急性灰白髄炎)、Hib(ヒブ)を予防するワクチンです。
このワクチンを接種することで、ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオ、Hib(ヒブ)に対する抗体が生成され、これらの疾患に罹患するリスクが低下します。