ドクターズインタビュー
先生の専門治療を教えてください。
元々は外科全般をメインに開院しました。
がんの手術や胆嚢手術なども多数行っていましたが、現在は消化器疾患を中心とした診療を行っています。
専門医資格としては、外科と消化器外科認定医を所持しています。
消化器疾患、内視鏡検査など、
たくさんの分野に携わっておられますね。
現在の当院は、外傷から風邪症候群やインフルエンザ、生活習慣病といった患者様にとって身近な病気をはじめ、内視鏡でわかる疾患への対応や痛みを和らげる治療など、幅広い診療に対応しています。
町のかかりつけ医として、皆さんのホームドクターとして、できる限りの治療を提供していきたいと考えています。
不調には「これって何科に行けばいいのだろう?」と悩んでしまうものもあると思いますが「とりあえず梅谷先生に相談しよう」と思っていただけたら嬉しいですね。
内視鏡検査では、全身麻酔は極力使わずに行うとお聞きしました。
胃カメラは経鼻内視鏡を用いるため、局所麻酔のみで対応が可能です。
大腸カメラに関しても患者様のご希望がある場合は、静脈麻酔を用意しています。
鎮静剤を使用した場合、検査後2時間ほどは安静に過ごしてからお帰りいただく必要があるのですが、麻酔を使用しなかった場合は、検査後すぐのご帰宅も可能です。
内視鏡検査はどれぐらいの周期で受けるのが良いでしょうか?
胃カメラは1.2年に一度、大腸カメラは3.4年に一度を目安に受けていただきたいですね。
とはいえ最近では会社の健康診断で胃カメラ検査を行うところも増えてきたので、機会は多くなっているかもしれません。
今後クリニックとしてどのような取り組みをしていきたいですか?
40歳を過ぎたら年に一度は検査を受けていただくように、患者様に呼びかけていきたいです。
当院は上部消化管から大腸まで、幅広い部分の疾患に対応しています。
また、月に一度は肝臓を専門に診るドクターとも連携をしながら肝臓疾患の早期発見にも取り組んできました。
とにかく患者様の病気を少しでも早く見つけて、早い段階で治療につなげていくことが大切だと考えています。
患者様との対話をとても大事にされているとお聞きしました。
そうですね、患者様の話をよく聞くことは大前提として大切な部分だと思っています。
どのような不調を抱えているのか、ご不安に思っていることがあるのかをきちんとお話ししてくだされば、私たちもしっかりとそれにお応えすることができます。
患者様の痛みや不安をきちんと払拭して、ご納得いただける治療を提供するためには、まずはしっかりお話をして信頼関係を築くことが大切だと思います。
治療において、こだわりや大切にされていることを教えてください。
当院は、生活習慣病のように長期的なサポートが必要な患者様から、悪性腫瘍の疑いなど早期に治療を行うべき方、風邪症候群のように身近な疾患でお困りの方まで、幅広い患者様がいらっしゃっています。
そのため、一概に「こうした治療が大切」というのではなく、患者様一人ひとりの状態としっかり向き合って、その方に必要なサポートを提供するということを重視しています。
患者様が気軽に相談できる町医者だからこそ、患者様に寄り添う姿勢を大切にしていきたいですね。
やりがいを感じるときを教えてください。
病気を早期に発見して治療を行い、患者様が元気になられた時がとても嬉しい瞬間であり、やりがいを感じるシーンでもあります。
私たちが力を入れて取り組んでいる検査は、全てにおいて病気や異変をいち早く見つけ出すためのものです。
見つけた異変はすぐに調べて、必要な治療につなげていく…。
そうすることで患者様の体や命、笑顔を守ることにつながっていくと考えています。
現在の患者様の傾向はいかがでしょう?
年齢層で言うと、ご年配の方が多い傾向にありますね。
「こうした疾患の方が多い」と言うのは特になく、整形外科や消化器疾患など不調に応じてお越しくださる患者様が多いです。
かかりつけとして利用してくださる方では、定期的な胃の検査に来る方も多いですね。
初診でいらっしゃる方のケースでは、初めは腹痛や咳、腰痛や膝の痛みなどを訴えるケースが多いでしょうか。
そうした不調をきっかけに当院を知り、そこから何かあったら頼ってくださるようになる方が多いのは嬉しいですね。
今後の時代背景も含め、これからどのような方に来てほしいですか?
高齢化に伴い、ますますご年配の方へのケアが必要になってくるとは思いますが、当院はそれだけではなく、若い世代の方も働き盛りの世代の方も、分け隔てなく対応していける医院でありたいと考えています。
ぜひ気軽にお越しいただき、地域のかかりつけとして長くお付き合いさせていただけると嬉しいですね。
不調があれば「ちょっと梅谷先生に診てもらおう」と思っていただきたいですし、お元気な時であっても「そろそろ検査を受けよう」などのシーンで頼ってくださると嬉しいです。
かかりつけ医を探されている方へメッセージをお願いします。
患者様の中には、検査や診察を受けることで病気が見つかることが不安だという方がいらっしゃいます。
しかし、病気の中には早く検査をして治療を開始することで良い結果につながるというものがたくさんあります。
怖いと思われる気持ちも分かりますが、まずは一度受診いただき、よく相談をしながら一緒に検査や治療を考えていきませんか?
私たちは患者様の「もっと早く来て検査を受けておけば」という後悔を無くすためにも、日々検査や診療に取り組んでまいります。